NYのダンススクールってこんな感じ!Broadway Dance Centerレビュー①

こんにちは、鳥羽です。

先週からニューヨーク市では「ワクチンを受けたら100ドル貰える♪」という謎のキャンペーンが始まり、9月からはワクチンを完了していない人のレストラン立ち入りが禁じられるなど、行政がワクチン接種にむけてラストスパートをかけてきた状況です。

ダンススクールでもワクチンを受けた人はマスク無しで踊れるようになっており、いよいよコロナも終息が見えてきた…かな…?という印象です。

さてさて今回はそんなダンススクールのお話です。私はマンハッタンの真ん中にあるブロードウェイダンスセンターというスクールに週2~3で通っているのですが、自分の備忘録も兼ねてこれまで取ったクラスのレビューを記録しておきます。マジ需要どこ?って感じの記事ですが、まあニューヨークのダンススクールに興味ある人とか…なんか雰囲気知りたい人とか…どうぞ。

 

◉とても良かった先生(またクラス取りたい♪)

1.Eric Campros先生 - Jumps and Turns

Eric Campros

めっちゃムキムキでデカいボディビルダーが居るな…。ここバレエのクラスだけど、ヒップホップと教室間違えちゃったのかな?うふふ、って思ってたら先生でした。バキバキの肉体で可憐に踊ります。バキバキの…小鹿ちゃん…の幻覚が見えた。ストレッチから教室を丁寧に巡回して生徒一人一人をきちんと見てくれる感じで、個別指導の時間をちゃんと取ってくれるので自分で気が付かなかった踊りの癖がわかる感じです。

Jumps & Turnsだったので先生が作る振りの個性はよくわからなかったんですが、誠実な踊りをする感じでした。

 

2.Heather Rigg先生 - Jazz

Heather Rigg

振り落とし前のアップが殺人的に容赦ないです。一言で言うなら鬼教官。全員の腹がぶっ壊れるまで腹筋させてくれるので、終わった後みんな芋虫みたいに床に転がってました。レッスン通ったら必ず体の基礎できてくるようになると思います。とてもいい。振り落としも鬼のような豪速球なので必死になれて最高です。この追い立てられてる感、生きてる、って感じがするなあ~~!!!生の実感が乏しい方は先生のクラスに来ると良いです。終わった後「ああ…生き残れた…」という謎の感想が湧いてきます。でも進行早い割りにめちゃくちゃケアが細かくて、生徒が踊れてないところは繰り返し見せてくれ、ちゃんと全体のレベルを見ながら授業を進めてくれます。あと常連の生徒がゴリラみたいに元気です。踊る前に「うおおおお!!」とか雄叫びしてました。ヒョエッとなった。

ソフィー・タッカーの「Awoo」という曲で振り落とししてもらいました。ピルエット、シェネ、エカルテ・ドゥヴァンなどのバレエの技をちゃんと入れつつ、フリーでポーズ決め続けるバーレスク風8カウントがあり、フロアありとちゃんとジャズらしい振付で流れに無理もなく、私は好きでした。

 

 

〇普通に良かった先生

Q先生 - Hip Hop

Q

陽気なアフリカンアメリカンな先生です。ノリが楽しい。アシスタントの方が日本人のチエコさんという方で、踊り手としては先生より上手な感じでしたが、とにかく先生の教室の盛り上げ方が上手で「エイエ~~~イ!!兄弟!!元気か~~~!!」みたいな感じなので、受けていて楽しいクラスでした。アップは軽いストレッチ+アイソレのみで筋トレが無く、結構甘い感じでしたが、まあジャズとかのレッスンとは質が違うからアップ短いのは納得できます。踊り込みを何回も丁寧にやってくれるので、沢山動けて楽しい。ただ細かい技術的な指導は無いので、体を動かしたい人向けかなという印象です。受講生もダンスやったこと無さそうな人が3割くらいなので、入りやすくはありました。

振付はダウン&アップのリズムに一つ一つ合わせて作られていたので、トリッキーでテクニカルな要素はなく、ノリやすく、覚えやすく、踊りやすい感じでした。(意図的にそう作ってる感じがしました。)

 

Morgan Rose先生 - Theatre

Morgan Rose

同時配信のオンラインクラスの方に、けっこう歳いってる生徒さん居るな~。と思ったら、先生がニッコリ指さして、「あれ私のお母さんとお父さん!」。ずっこけました。とてもアットホームな雰囲気な授業で…ええ、まあ家族ぐるみで参加してるので文字どおりアットホームな雰囲気で…。ベーシック(初心者)クラスなこともあって、ゆっくりニコニコ進めてくれるので振りを丁寧に覚えられました。誰も置いていかないクラスって感じ。追い詰められたい人間としてはちょっと物足りなかった感があるのでリピは無いかなという感じですが、オアシスとしてたまに利用するのは良いかなと思いました。

シアターのクラスなのでヒールを履いて踊っている方がほとんどでした。(先生とアシスタントははだしでした。)

 

Julia Kane先生 - Jazz

Julia Kane

「Kinda sort of ?(なんとなくわかった系~?)」と何回も聞いてくるのがゆるくておもろかった。振付が好きです。ちゃんと一個一個の音にハメて作ってくれる上に、歌詞に沿って振りを作るので気持ちが入る感じがしました。トリッキーで早いステップを多く入れてくるので、重心のコントロールを意識して踊る練習になりました。ただ、たま~~~に先生がターンをさぼるので曲の中で先生を見て踊っていると振りの流れを逃す瞬間が…。

 

〇私とは合わなかったかな~?という先生

Tracie Stanfield先生 - Jazz

Tracie Stanfield

キャラがすごく良くてディズニー女性主人公みたいな元気でかわいらしい先生です。ただ一度振り落としするとその後はターンを省略したりステップを省略したりとあんまりちゃんと踊ってくれなくなるので、踊り込みの時に先生を見てもなんの参考にもならない感じです。振り覚えを一発か二発でいける人じゃないとなかなか厳しいかも。バレエの基礎トレ(列になって教室の端から端までピケターンで移動するやつとか)はこの記事の先生の中では唯一やってたので、そこはとても良かったです!

 

私は日本のダンススクール(ノアダンスアカデミー)にも8か月ほど通っていたのですが、こっちの生徒がブラとタイツだけで踊るのに最初はとにかくびっくりしました…。日本だとジャズはむしろゆるっとしたトップスで踊る人が多い印象だったので、露出度にビビった。あとシアターのレッスンを始めて受けたので、アップが終わった後みんなヒールを履き始めたのにもびっくりしました。

 

アメリカのダンススクールは色々と新しい発見があってたのしいなあ!

また(ほぼ自分用みたいな感じですが)レビューします。